*電子うさぎの記憶* v.2.0

迷惑なサイコパス炙り出し・フロイトの手の内暴露・偽スピ系/偽精神科医/偽カウンセラー潰し。人を攻撃する目的皆無

・本 「地球乗っ取り計画」1953/FKD

「宇宙の操り人形」1984年版に収められている、「地球乗っ取り計画」(Project; EARTH) という短編。翻訳で45ページほどの短い物語なのだけれど、読んでいて面白くてたまらなかった。今の「陰謀論系」には思いつかないであろう地味な地球乗っ取り計画が、自分のすぐ横で行われていたら、物語の中のように遊ぶしかないだろうと思った。フィリップ・K・ディックを読み始めたら背筋が凍ることが多いのだけれど、この物語は既にサイエ...

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本 「華氏451度」レイ・ブラッドベリ 1953(再読)

・混沌を楽しむ者ありマス/本「華氏451度」レイ・ブラッドベリ/19532021年10月02日 ↑一回書いてありましたので、再読です。今回は、旧訳です。前回の「新訳版」は、何だかとっても楽しい訳しだったのですが、やはり、旧訳の鬼気迫った感じと、本を大切にしたいなあという気持ちが込められた訳しは格別です。エンターテイメントになってしまった「小説」が息を吹き返す時、それは、時間を遡った時なのだなあと思います。時間が経て...

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本 「宇宙の操り人形」 フィリップ K ディック/1957

Ben Garrisonhttps://grrrgraphics.com/new-twitter-boss-same-as-the-old-twitter-boss/原題は”THE COSMIC PUPPETS” です。もちろん、マスク(ツイッターを買ったアホウ)も 傀儡ですが。まさか、マスクが「言論の自由を取り戻そう!」と本気で考えるはずがありません。単なる操り人形なのだし、サイコパスの駒が「もう駒をやめたい。そして、今度は自分が自由に人を操りたい」と、ゲームボード上で踊っているだけです。これから...

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・五万年後の夏休み/荒巻義男(1991/ケイブンシャ文庫)

寒いので、五万年後の夏に行ってきました。グレートリセット後の地球は「いいね~」と思ったし、うるさい大人はいないし・・・どうやら、宇宙間貿易というものもできているようです。OK、5万年後はそうなっているのなら、今のごたごたは影も形も見えなくなっているだろうなと思います。逆に、今から5万年前の地球の状態は地球が記憶していて表には出てきていないようにも感じます。でも、なんとなく思うのが・・・「5万年前にも、...

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・本:ティモシー・アーチャーの転生/フィリップ・K.ディック/1982

しくじった。新訳版を読んでしまった。~って私は言ったわ。私は言ったのよ「~」。私は思ったわ「~って」。うへ~・・・。確かに、1970年代のカリフォルニアのバークレー辺りの知的ぶった女性(若い)はコメディとして流すほど特徴的な話し方をするのですが・・・頼みますから、翻訳に使う言葉を、S.N.Fの「あの頃の、その地域の、その女性の話し方、身振り手振り」は、できるだけ参考にしないで下さい。Godfather Therapy - SNL...

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・プロメテウスと「火」/ギリシア神話

ギリシア神話の中で、要約ですが「プロメテウスは、花の茎に隠して火を与えた。しかし人間がそれを上手く使えなかった。それに怒ったゼウスは人間から火を取り上げた。プロメテウスはゼウスにより山の上に括り付けられ、日が昇り日が沈むまで大鷲に内臓を食われ続けた。それはヘラクレスが助けるまで3万年続いた。」という部分が気になっていました。「火」を、私は「プルトニウム」のことなのかな~と、ずっと思っていました。化...

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本 「山奥ニート」ヤッてます/2020.5

一身上の都合により、読みたくないので、書いた人について調べました。その前に、「ニート」って何なのか分かりませんが、「受け身・自己中・人の気持ちを大切にするという頭がない人・人のせいにする人」というカタカナ和製英語だと思って書きます。社員ニートというのが、ここには当てはまるかもしれません。「共生舎」といういかにも「共産主義特有のユートピア思想」みたいな名前ですが、創設者さんは「非常にまとも」というこ...

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本 「コロナに於けるグローバル・プレデターとは/・・・」 COVID 19 And The Global Predators, We Are The Prey ( 2021) Peter Breggin

      アメリカ合衆国の精神分析医、ピーター・ブレギン博士が、驚いたことに結構まともです。というか、異常なのは処方薬の大量処方しかしない合衆国の精神科医なので、まともに見えるだけかもしれません。「精神分析医」というのは、日本には存在していないのですが、心理学者とは違います。合衆国の精神分析医は欧州各国の精神分析医とも違い、「精神的なことに関するアドバイザー的な人(日本の自己啓発系とは全く違う...

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本 「ハウザーの記憶」カート・シオドマク

SFが面白くて、気が付いたら空想科学小説ばかり読んでいます。しかし、不思議な事に、2050年ぐらいまでの設定は多いのですが、それ以降が途切れています。これまで、空想科学小説をなぞるかのように「現実」が推移してきたのを、その外から見ている感覚が楽しかったのですが、その先がありません。SFは1940年代から大量に書かれ続けていましたが、そろそろ「出そろった」という感じがします。終わりではないのですが。SF小説と、現...

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本 「明治・父・アメリカ」星 新一/昭和53年・新潮文庫

星新一のSFは、どことなくカラッとしていて、とても好きです。人間のどろどろの部分をサクッと切っていて、突き放している。爽快なので、うるさい世間様を忘れたい時には、どれを読んでもすっきりする。精神安定剤みたいな物語が詰まっている。その星新一が、なぜ、そこまで人を突き放しているのか、ずっと不思議だった。人から何と言われようと、「突飛だ、変わっている、変だ、どうかしてる」と言われても、それを変えてしまうだ...

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本 「人類が消えた世界」アラン・ワイズマン/2008

がしがし本を読んでいるのだけれど、ひとつひとつ記録しておくのも・・・と思ったりする。ふと思ったのですが、「とりあえず、フツーの人は「心理学だけはやるな」」とは思う。私みたいに「狂った母親の脳がどうなっているのか?」みたいな、切り込み方をするためだけに行くには、切り込みの基礎が身につくから実験と数字を読んで、脳の中を全て解体するところまでを面白いなあと思うような人は、その先の仕事に一切つながらなくて...

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本 「不死身の特攻兵」 軍神はなぜ上官に反抗したか/鴻上尚史/2017

この本は4章立てになっています。まず、2章「戦争のリアル」は一切読めません。2章をまるまる、引用元の「陸軍特別攻撃隊」高木俊明・著を頼って書かれているのですが、それだけなら良いです。大変貴重になります。しかし、内容が「戦争のフェイク」でした。買った本ですので、書き込みをしてみました。結果、付箋と訂正、詳細の書き直しだらけになりました。一つだけ例えを上げますと、引用「・・・出発していく特攻隊に対して日...

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本「占領下 日本」(2009/筑摩書房)

この本のことは、2021年1月に書いてありました。空気を読んでいる余裕がないので、今、公開します。-----編者半藤一利竹内修司保阪正康松本健一筑摩書房2009年 初出手を見せない、手を見せない・・・じゃなくて、「手を出せない、手を出せない」戦後の直後の日本の歴史。恐々開いてみたのですが、あっという間に付箋紙だらけになり、ノートやらメモが散乱した状態になるほど、のめり込んでしまいました。「知るのが恐い。しかし、...

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・本 「二十歳の原点」/高野悦子

二十歳の原点高野悦子/著昭和54年5月25日/初版新潮文庫定価/220円この本も「読む本」として提示された本でした。なぜ、いまなのか?夜と霧を新・旧版で読んでから、次々と頭に浮かぶ本の一冊。30年を遡って「もう一度読む時期を狙っていた本」が今になったから。やはり、「いま」読む本というに相応しい本が山積みになっていて、その一冊なのだろうと思う。「これを読め」と、自分が自分に言うので、それを探し続けて「その当時の...

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・「檸檬」/梶井基次郎

何度、この話を読み返すのだろうか?と思うぐらい読んでいる。ブログに書くたびに、同じ題名の本なのに、内容が違う気がする。朝になったら、世界が一変していた。そんな気がする時に読んでいるのかもしれない。「朝になったら、世界は平和だった」時々そういういことがある。いや、しばしばそういう事がある。頭の中が常に戦闘状態なのが危ないなあと感じて、こういうおだやか~な所に住んでいる。起きたら、変わらない海があって...

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 本 「THE RED BOOK」 C.G.JUNG

2022/02/03 記--テキストバージョンフロイトに対抗するするために手に入れたのではないく、私が今どうしても必要だと思ったので手もとに置いて、ゆっくり読んでいる。心身を分けてしまったフロイトとは違い、一つの生命を「単なる有機体の電気信号で動いているモノ」ではないと思ってきて、「人はマシンである」という一元的な刷り込みを打破するためには、どうしても必要です。私の頭の中にもフロイトの一元論・決めつけ:外から...

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・ 本 敗戦日記 /渡辺一夫 

1945年3月からの氏の日記と、書簡・エッセイを読み始めた。 無駄がなく、簡潔で分かりやすい。 ただいま、日記の部分をを途中まで読み進めています。 原文はフランス語表記が多いのですが、分かるような気がする。 私も今、ノートに書いている日記や雑文を、一部英語にしてある。 氏の日記を読み進める間、「1945年(昭和20年)の8月15日まであと少しだよ。もう少しで終わるよ。がんばれ、生きろ」と励ましながら読んでいる...

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本 「悪魔を思い出す娘たち」ローレンスライト/1994

日本での翻訳/初出が 1999年でした。アメリカ合衆国というと、どういうイメージを持っている人が多いのだろう?と思いますが、「行く場所、会う人によって、全て違う」のですが、一言で説明できないのは、どの地域でも同じでしょう。この本は、事件の発端がワシントン州のオリンピアという小さな町で起こった「無実の人が、悪魔崇拝の儀式の記憶を思い出し、投獄された。告発者は、彼の2人の娘であった。その娘たちは、性的虐待を...

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本「夜と霧」新版/旧版

  ---この文章は、2020年10月に書いたものです。その頃、この本の感想がシャレにならない状態だったため、公開を控えておりました。もうそろそろ良さそうだと思いますので、公開します。--- 「夜と霧」を図書館で借りてきた。なんと「新版」だった。 「夜と霧」(新板) ヴィクトール・E・フランクル/著 池田香代子/訳 みすず書房 2002年/初版 旧版が読みたくなって仕方ないので、読んでみた。とにかく、物足...

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・本の虫/彼らは決して裏切らない

なぞなぞを解くのが大好きなのですが、一番のナゾといえば、ヨハネの黙示録と日本語で書かれている書物です。非常に難解。何度も何度も読んだのですが、表面的な部分ではなく、「何かがちぐはぐ」という間違い探しなので、文章をぶつ切りにして、組み合わせて遊んでいます。あくまでも、パズルなので、思想等はありませんが、世界一のベストセラーが一番難解というのも、なんだか非常に面白いのではないかと思っています。お話とし...

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