*電子うさぎの記憶* v.2.0

*電子うさぎの記憶* ヴァージョン2です。 C-PTSDと共に生きています。

映画 「TOKYO!」2008/仏・邦・韓

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三話オムニバス映画です。

ぐーぐるブロガーに書いたかも知れないのですが、のほほんとした事を書いていたような気がします。


私がこの映画を見たのは、香川照之さんが出演しているから・・・という、それだけの理由でした。

香川照之さんは、あなどれない騙し方をする俳優さんで、かな~リ昔から「また騙された・・・」を繰り返す、癖になる俳優さんです。

一癖や二癖ではなく、食えない。(褒めてます。役者さんは、観る人を騙してなんぼ)


香川照之さんが、美しい女優さんとほとんど二人だけの演技で魅せてくれたのが、この映画の三話目なのですが・・・


「TOKYOから人が消えたらどうなるか?」という風景を、私は、この映画を見ている時は結構楽しんでおりました。

CGで、人を消しているだけだと分かっているのですが(徐々に違う映像を重ねていって、人の居ない場所だけをつないでいく作業は、気が遠くなりそうです・・・)・・・。

「結構怖い。人が居ないコンクリートとアスファルトだけの場所って、ゴーストタウン直前だなあ」と長閑なことを考えておりましたが、長閑なのは頭の中だけでして、現実に、「夜間外出禁止令」みたいなのが出された去年(2020年)の今頃の、新宿、池袋、渋谷、秋葉原を撮ってくれている人がおりまして、「まんま、映画じゃないですか・・・。え、現実の映像ですか?」と驚きました。
(お仕事の帰りに撮ってみたそうです。人の顔を消す作業が必要ないという映像は、結構すごい)

東京から一瞬でも人が消えたら・・・

「撮影許可さえ有れば、人員整理しなくても映画撮れるじゃん!」って思ってたんですけれど、あの閑散とした街を利用せずに、映画も撮らなかったとしたら、もったいないです。


映画を撮るのに、自粛要請を利用しない手はないです。

ゲリラみたいに出没している映画のクルーをよく拝見していましたが(通りがかっただけで、立ち止まったことはない)、「人の整理がとても大変そうだ・・・」と思っていましたので、この映画の「シェイキング東京」みたいに人が居なかったらどれだけ楽に映画が撮れるだろうか?と思ってオラれたら、「迷いなく出てって撮って下さい」って思ってましたが、監督さんの誰かは映画を撮ったのでしょうか?

人員整理しなくても良い田舎より、閑散とした東京が舞台装置としてはオモシロイので、是非ともそれらの映画を見てみたいです。

2~3ヶ月の撮影期間が必要であれば、余裕で「撮影現場に人がいません。居ても、混乱に陥らない程度のみの人数では、大丈夫」な期間は確保できたと思うのですが・・・。


自由のクニ、日本ですから、「感染対策をバッチリとって」映画撮影するには、去年一年間はサイコウに良い時期だったと思います。

既に、どの人も「んなこと言ってられっか」と、外に出ている普通の日常がそこに戻ってきたとは思います。

あんなチャンス、もう無いよ・・・。


「映画は、しばしば、次に何が起こるのかを人に知らせ、その準備をさせるために利用される。プロパガンダが当たり前のように人の中に染み込むように」と、いう類のものが映画なのですが、2008年のこの映画も、「そんな事はない。プロパガンダでは決して無い」とは言い切れないので、「お、また騙された・・・」と、映画自体を楽しめるというものです。


しかし、映画は大前提として「フィクション」なので、安心して見れますが、1500年代の預言書なんて「中身がサッパリ分からない」ままで、何か起こった後に「この預言書のこの部分は、ここに当てはまるのではなかろうか?」というナゾナゾみたいなものですので、ノストラダムスは「美味しいジャムの作り方」や「美しい婦人を更に美しくする白粉の製法」ばかりを書いていたのではなく、彼の愉しみとしての「なぞなぞ文書」が、謎が多く、「あっ、これは、あれか?」とか、陰謀論を暴いていた!みたいな物を書いていた人なのだと思います。

ノストラダムスは、キリスト教者でしたがユダヤ教の教義を身に着けたお医者さんでしたので、「美味しいジャムの作り方」は、きっと科学的に本当に美味しいジャムだったのだと思います。

それらの本は、「女王陛下の為に書いたのだけどね・・・。僕の趣味じゃないけど、逆らうと魔女狩りに遭うから仕方がなかった」という類の本ですが、それでも、一度、美味しいジャムの作り方で作ったジャムにお目に掛かりたい物です。


映画が現実になったのではなく、映画は、「次の現実のお知らせ」というお金をかけた広告ですから、それなりに作り込んであって、なかなか楽しいものが多いです。

映画自体、時代や文化的な背景を全く無視しては作れないという制約が付いている中で、未来の現実を描くわけですから、職人さんの手腕が問われます。

映画は、5秒や15秒CMではなく、90分以上かけて見せる「未来広告」として、私は面白がっています。


TOKYO!という映画は、そんなに評判が良かったとは思えません。

「日本人以外が日本を撮ると異質で奇妙」というブーイングがありそうですが、この映画は、たまたま東京が舞台だっただけで、どこかの大都市が舞台だったら、「異質で奇妙」という異端審問官みたいな変な感想は抱かなかったのではなかろうか?と、思います。


日本人による、日本人の日本人観って、結構当てにならないんですけれどもね・・・。


2008年当時、「ガイジン」という言葉がまだあったのではないかと思います。もう、流石に昭和の死語だと思いますが・・・。

こんなすごいインパクトのある言葉も、なかなかないです。(日本人以外=ガイジン)

日本語って時々殺傷力が半端ないです。



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