*しろばかうさぎノ記憶* / 旧・電子うさぎの記憶

一段落付いて、普通の徒然に立ち返りました。私は自分を育ててくれた国を知りませんでした

映画 「突入せよ!「あさま山荘」事件」2002/邦

映画「三丁目の夕日」のお父さんたちを描いたのだろうなと思いました。

(この下はネタバレ満載です)

三丁目の夕日に出てきた男の子達が、大学生になると「ああなっちゃう子」もいたのだろうなあと大笑いしながら観た映画でした。

大人の方が楽しそうなのも、なんか良いな。

あんなに楽しそうに喧嘩しているのは、修羅場を潜った人達が当時の現役の警察官だった故の余裕だったのかなあと思いました。映画中の描写の笑いどころと、当時の現役の警察官から話を聞いている時の雰囲気が非常に似ています。
「緊迫し過ぎると全員死ぬよ」という場所にいた人が、常に肩の力を抜いているので、それだけで当時の大人はカッコ良かったです。

というか、この事件の時、私は生まれてなかったのですが、ここ数年「あさま山荘に繋がってしまう資料」が多すぎて、「これはフィクションですという映画なら突き放して観られるだろう」と思い、観た映画でした。

期待した資料とは違いましたが、最初から「なんでこんなに楽しいんだろう」と、笑いながら観ていました。

記者さん達はとっても元気だし、官僚自ら現場に出向いて「上の人を説得する時に、受話器を握った手が固まるほどの状態だった」のは、多分そうなんだろうなと思いました。

役所にもいらした役所さんが役人を演じたり、ところどころ、キャストが面白いので、どうにも笑ってしまうところが多くありました。もたいまさこさんや、松尾スズキさん、伊武雅刀さん、椎名桔平さんが「笑わせる為の的確な配役」という、類稀なる出演者さんの配置に脱帽です。


え~っと、思い返せば23年以上前の映画公開当時直前、世界貿易センタービルのパニックがありました。(昔話です)
あの真相は、どうもよく分からないけれども、テレビ報道と現場の空気が全く違います。
「あさま山荘」も現場とテレビ報道の空気が食い違っていたのではなかろうか?と思います。
今も、連合赤軍とかいうバカを特集し続けているであろうNHKも「なぜ、テロリストに肩入れするんだろう。咋にテロに加担するのがお仕事なのだろうね」とも思います。

私は、あさま山荘事件のテロリスト側の話は一切聞きたくなかったので、ホッとしつつ笑っていられました。


長野県は大きいと感じますが、ヒッピー村が出来ちゃったり、テロリストに来られたり、変な作家が県知事をやったりと、ため息をついている人も多いのかなあ?と思いますが、あまり気にしてもいなそうなので、のどかな場所なのだろうなあと思います。
実際、ちょっと訪ねてみた時に、人が柔らかかったです。

私の今いる田舎も長閑なのですが、長閑な場所の警察官も長閑です。
警察官も「制服を着ているから警察に見えるけど、良い人が滲み出ちゃってる人」も多いですし・・・。
50年前も今も「長閑な場所の長閑な警察官」は、あんな感じではないかと思います。
(最新鋭だと思う機材が仕込んであるようになったのでしょうけれど・・・)


地方と中央の警察の協力は、考えるだけでも「行きたくない、来られたくない」なのだろうと思います。
当時の警察庁長官の「無茶振り」は、ちょっと困ったものだと思いました。
役所さんが「これでは100点は取れません、条件を減らして下さい」というのが「なるほど、常に100点なんだ。それを超える人なのにな。なぜ、100点が満点だと思い込んでいるのだろうか?」と不思議な場面もありました。
「100点」という言葉は、ちょっとした皮肉なのでしょう。


私は現場を見た事も無ければ、その当時のニュースをその時に見られませんでしたし、どうせ「テレビ禁止」の家なので、やはり後からどこかで見たのだと思いますが・・・。

そのときに思ったのは「なぜ、ブルックリンドジャースの球場を壊す光景が重なるのか、なぜ、鉄球なのか?」が一切分かりませんが、せっかく銃器の扱いや作戦や技術を覚えてきた人が、長官から「それ、無かった事にしておくからね。出す時まで秘密だから」と言われてしまうと、あさま山荘で使えなくなった知識や作戦や銃器がもったいないと思ったりしました。

きっと、今は厳重な秘密に守られつつ配備されているように感じますが・・・。


私は、鉄球作戦の主役がやっぱり民間の強さ満載だったので、「民間が一番強いのは今も昔も変わらないな」とふと思いました。柔軟なんだと思います。


どこかのシーンで「誰と戦っているのか分からなくなる。テレビの前で指揮官になっている人達がいるんだよな・・・」と、指揮系統の人が言いますが、「報道と視聴者が、戦中のプロ軍人みたい」なのを、やはり「困った存在」として見るのは現場の人の本音なんだと思います。
テレビ画面の前は安全だから・・・。


セリフが聞き取れない場面が多かったので、時々ハッキリ聞こえるセリフが頭に残る編集なんだろうと思います。
あの極寒の中に立て籠もった人達に対しては「尋常ではない」というセリフ一つで充分だと思いました。

彼らを一人でも殺すと「殉教者になる(英雄になる)」というのも、共産主義の洗脳をよく知っている人の判断だったのだと思います。そう判断した人は良く切れる剃刀みたいな人だったのではなかろうかとさえ思います。
だから、「生け捕り」自体が英雄になり損ねた人生を作り出す事になるし、晒す事で成り損ないの英雄が一番恐れている「嘲笑」を誘うという、こちらも巻き込んだ作戦だったのだろうと思います。
「殺すな、生け捕りにしろ」と命令した人は、キレ者だったんだろうか?



この映画は最初のシーンが「ホラー級に怖いので、笑ってしまう」という導入が秀逸なのです。
「銃器の取り扱い」がブラックジョークなのです。

「バッテリーを繋げば動くんだ」けど、動かさなかったり、「軍法会議にかけてやる」や、「どこの所属だ」だったり、「投石が玉入れ競争開始の号令にそっくり」だったり、フィクションとしては面白ネタ満載です。


これを笑って観られる状態ではない今、様々な連携をし続け、ハイテク機器を使いこなしている現役の警察官の人たちには、殉職はいかにしても避けて下さるようにお願いしたいです。

(だってね・・・、警察署に来る人は「まともな状態では無い人ばかり」なんです。恨まれて命まで狙われかねない事が多い仕事なんだと思います。)






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私が時々お邪魔する「ポンコツ映画愛護協会」の映画の説明と感想が秀逸ですので、リンクを張っておきます。
『突入せよ!「あさま山荘」事件』:2002、日本/ポンコツ映画愛護協会
http://www1.kcn.ne.jp/~pop/spcpm/j14t/totsunyuuseyo.html

(httpsにアップグレードしてみて下さい)


↓こちらは予告です

映画「突入せよ!あさま山荘事件」予告
https://www.youtube.com/watch?v=sv1jvtDDVyc



---勝手な憶測---

この映画も赤軍関係の映画も「左翼ホイホイ」みたいな感じがします。
映画のレビューの中に「ホイホイされている人」が少々存在しています。こういう潜在的に危ない人を炙り出しているという目的もチョットはあったのではないか?と思います。

テレビを見ないババアの老婆心ですが^^;


あの後も、「新幹線の線路にバクダンを仕掛けたぞ」という電話一本で、新幹線が止まりまくっていました。
今、電車が「テロ予告によって止まる」という事を聞きませんが、今度は、電車内でいきなりテロ行為をする人が出てきて「逃げる為に必要なので、予告をして下さいよ・・・」と思う時があります。
今は、無差別テロに変化していますので・・・。

それと、スターリンや毛沢東の用いた「大衆操作と洗脳」の頭のまま、今度は中共に操られている人がいて結構怖いです。高齢者の中だけではなくあらゆる世代の中に操られている人がいて、その人の頭を戻すことを考えると、無力感しか感じない事が多すぎます。







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